内容
第1回「日本写真絵本大賞」金賞受賞作、ついに出版!
日本各地の野生動物を追う動物写真家・矢野誠人氏が、神戸・六甲山で出会ったイノシシ母子のありのままの姿を写真におさめました。
野生動物は本来とても警戒心が強く、人間の前でリラックスした様子を見せることはめったにないといわれています。しかし矢野氏が撮影したイノシシ母子の姿は、まるで撮影者がそこにいないかのように自然のまま。監修を務めたイノシシ研究者の林 良博氏(国立科学博物館長)も、「こんなに美しくて可愛いイノシシ母子の写真絵本は見たことがない」と大絶賛です!
六甲山の自然に生きるイノシシたちの愛情物語を、ぜひご一読ください。
《あらすじ》
神戸市は六甲山に暮らすイノシシの子ども“うりぼう”と、その母さん。
とってもやんちゃなうりぼうたちは、遊びに夢中で母さんを見失い、さあ大変!
はたして、うりぼうたちは無事母さんを見つけられるのでしょうか?
矢野誠人(やの・まさと)
動物写真家。1984年4月、兵庫県伊丹市生まれ。大学卒業後、保育士として勤務。28歳から独学で写真撮影を始め、スタジオカメラマン兼アシスタントを経て36歳でフリーランスに。野良猫を撮影している時に動物を撮影する楽しさに気づく。次第に野生動物を撮影するようになり六甲山での撮影を始める。そこでイノシシたちに出会って以来、イノシシの撮影がライフワークとなる。現在は日本各地で野生動物の撮影に取り組んでいる。イノシシの赤ちゃん“うりぼう”を題材にした「密着!!うりぼうの1日」で2020年、第1回「日本写真絵本大賞」金賞受賞。
Instagram:mst.dol14
林 良博(はやし・よしひろ)
元国立科学博物館長、東京大学名誉教授。1946年7月広島県生まれ、富山県育ち。東京大学・農学部卒業後、同大学大学院・獣医学専攻に進学。1975年「日本産イノシシの頭蓋に関する形態学的研究」で博士号取得。同大学医科学研究所・奄美病害動物研究施設に助手として採用され、5年間ハブの駆除研究に従事。その後、同研究所寄生虫研究部でフィラリア症のワクチン開発研究に従事。1990年、同大学農学部教授に昇任。その後、同大学農学部長、総合研究博物館長、理事・副学長を歴任。山階鳥類研究所長を経て、兵庫県森林動物研究センター名誉所長。