たたき上げ 若の里自伝
- 著者:西岩忍(元関脇若の里)
- 発売:2016年5月30日
- 判型:四六判
- 頁数:232ページ
- ISBN:978-4-903175-65-2
内容
史上1位となる連続三役在位19場所をはじめ、23年半の土俵人生の中で、数々の記録を打ち立てた人気力士・元関脇若の里(現西岩親方)の自叙伝。中学卒業と同時に15歳で上京、角界一厳しいと言われた鳴戸部屋で稽古に明け暮れた下積み時代。順調に番付を駆け上がり、長らく三役を務め、大関目前といわれた充実期。度重なる手術や師匠の急逝など、山あり谷ありの力士人生を誠実に務め上げた自らの半生を綴った。相撲ファンのみならず、感動必至の一冊。
■目次
第1章 相撲との出会い、そして旅立ち
第2章 稽古漬けの青春
第3章 大関取りへの道は険しく
第4章 引退の花道に、こらえきれず涙
第5章 たたき上げの誇り
付録 全星取表
■著者プロフィール
昭和51(1976)年7月10日生まれ。青森県弘前市出身。小学6年生のとき、鳴戸親方(元横綱隆の里)と出会う。弘前市立第二中学校相撲部で3年間を過ごし、平成4(1992)年、鳴戸部屋に入門。同年3月場所に「古川」の四股名で初土俵を踏む。平成9年11月場所で新十両となり「若の里」に改名、新十両優勝を収めた。翌年5月場所で新入幕を果たし、同場所では10勝を挙げ敢闘賞を受賞。平成13年1月場所には関脇に昇進。三役連続在位19場所は史上第1位の記録。平成27年9月場所前に現役引退を発表。年寄・12代「西岩」を襲名した。現在は田子ノ浦部屋の部屋付き親方として、後進の指導に当たる。