ホーム > 書籍情報 > 歴史ポケット新聞 > ポケスポ立ち読み > 【相撲】栃若全勝対決は“若”制す[昭和35年]

ポケスポ 立ち読み

昭和35年3月20日

t栃若 全勝決選若制す
横綱 若乃花(寄り切り)栃錦 横綱
◎3月場所千秋楽(20日)◎大阪府立体育会館

【大阪本社】栃若ともに14戦全勝、横綱同士による史上初の楽日全勝相星決戦は横綱若乃花が制し、初の全勝優勝を果たした。これで通算8度目V。


 栃若両雄互いに譲らず初日から14連勝で迎えた千秋楽。全勝の横綱同士が楽日に雌雄を決するという、前例のない大一番を前に館内は大熱狂。日本中が異様なムードに包まれた。軍配が返ると両雄はいつものようにがっぷり左四つ。若乃花が寄り立てるが、栃錦がつり身で応戦し、左内掛けを飛ばすが残された。
 数呼吸置いた後、栃錦が一か八かの勝負にいく。左の差し手を抜いて、相手の上手を切りにきた。しかし若乃花、ここが勝負どころと右も入れてもろ差しになると白房下へ一気に寄って出た。土俵際で懸命にこらえる栃錦だったが、力尽き左足が土俵を割った。若乃花は初の全勝、通算8度目の優勝を飾った。
「昨日はリラックスしようと、映画館に入ったんだ。そしたら前のほうの席でチョンマゲ姿が見える。よく見たら栃関だった。やっぱり同じ心境なんだなと。映画が終わったらすぐに出たよ」。
 大舞台にふさわしい両者死力を尽くした大熱戦だった

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