ホーム > 書籍情報 > 歴史ポケット新聞 > ポケスポ立ち読み > 【相撲】横綱“返上”!? 前代未聞の申し出 [昭和28年]

ポケスポ 立ち読み

昭和28年3月13日

千代の山 前代未聞の申し出 横綱返上!?
【大阪本社】3月場所6日目(13日・大阪府立体育会館)朝、不振の横綱千代ノ山が藤島理事(元横綱安芸ノ海)を通じ、「横綱を返上したい」との申し出を行った。

 前代未聞の申し出だ。2日目から4連敗と不振を極める横綱千代ノ山が6日目の朝、藤島親方を通じて、「横綱の権威を傷つけてしまったので、いったん、横綱を返上し、大関から出直したい」と協会に申し入れた。
 先場所は3日目から休場。再出場も成績は一進一退で、4勝4敗7休に終わった。今場所は初日白星スタートも、2日目から松登、二瀬山、清水川、若ノ花に立て続けに連敗。持病の頸椎やひざの故障が原因だが、きまじめで内向的な性格から、「横綱返上」を申し出た模様だ。
 これを受理すれば、横綱の権威は一気に失墜するとあって、協会は認めるわけにはいかず、師匠でもある出羽海理事長(元横綱常ノ花)を筆頭に慰留。結果、千代ノ山は6日目から休場することになり、来場所に再起を期す。一時、この前例のない申し出に、役員室は「千代ノ山引退か」と、多数の報道陣が詰めかけ、騒然となった。

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